1998年度の報告書

 京都大学文学部社会学教室の「社会調査実習」の実習を三重県熊野市で初めて実施したのが1998年のこと。その後は、関西学院・愛知県立大学・法政大学などのメンバーも加わって、現在は「プロジェクト熊野」という名前のプロジェクトの一環として、今年も7年目の準備を始めつつあります。
 例年学生たちが熱のこもったレポートを書いてくれるのですが、1999年以降の報告書については、オンラインで読める状態になっています。ところが、最初の年の報告書がずっと行方不明だったのです。で、転勤に伴う研究室の引っ越し作業中についに発見!

 ということで、この連休を利用して何とかウェブで読めるように作業を行い、同時にプロジェクトのサイトも再構成しようと思っています。今日は夕方まで特に用事はなかったので、OCRを用いてデジタル化と編集作業をしています。自宅のデスクトップには一発!OCR Pro for 一太郎 がインストールされています。このソフトは現在は販売終了して上位バージョンが出ていますが、バージョンアップしていません。何しろ、これまで利用したことがなかったので。
 で、報告書をコピーしたものをスキャナーから取り込み、編集作業へ。大分前に利用していたソフトに比べて、ずいぶんと読み取り精度が上がっているなぁというのが実感です。短いものならこのソフト上で編集してもいいのですが、何しろ70ページ余りのボリュームがありますから、かえって面倒。認識作業が終了したものをそのままテキストファイルにして、エディターで編集したほうがかえって融通が利いて楽です。
 ところが、事前に用意していたコピーは全体の6割程度、これほど楽に進むとは思っていなかったので。厚めの報告書では直接スキャナーから読み取るのは困難なので、明日にでもコンビニで続きのコピーを取らなくては。

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