極付十番落語会 三代目桂春団治

●極付十番落語会 三代目桂春団治(初日,2006年3月29日,ワッハホール
 店が定休日のanhiroshiさんと一緒に,なんばの「ワッハホール」へ.あいにく演芸資料館は休みでしたが,本屋と炉端焼きで時間をつぶした後,落語会へ.前の記事にも書きましたが,今一盛り上がりに欠け,正直「高いなぁ」という思いだけが残りました.

今日の番組は次の通り.
桂福矢『延陽伯』
 春団治門下の筆頭弟子・福団治さんの七番目の弟子.若く見えるのですが,入門して12年.それにしては・・・,前座の役割は「笑わせよう」という気持ちは抑え気味に,元気さを前に出すことであると,いつも思います.16分
笑福亭岐代松『手水廻し』
 六代目松鶴門下,第273回市民寄席で聞いています.語り口はさわやかですが,アクがないのでインパクトは薄い.ま,堅実ではあります.21分.
桂三枝『おじんタクシー』
 上方落語協会会長として,定席『天満天神繁盛亭」を実現した手腕は,後世に残る大きな功績です.が,噺となると,なぜこうも浅いのでしょう.人物や時代の描写に深みがないのです.文珍と比べても仕方ないのですが・・・.21分.
桂福団治『?』
 今日のネタ,実は初めて聞きました.演題が判りません,ごめんなさい.しかし,全体として盛り上がっているときに,ちょっとすねたような入りをすれば受けるのでしょうが,今日のようなときには完全にすべっていますね.27分.
桂春団治『子ほめ』
 相変わらずというのは,この場合ほめ言葉です.年齢も重ねられて皺も増えましたが,相変わらずきれいな舞台です.21分.
 さて,多彩なゲストを招いての10日間,春団治師には体調管理に留意されて無事のりきっていただきたいものです.それにしても,ほとんど盛り上がりのない今日の初日,やっぱり4500円は高い!

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