近年の私学は入試制度がどんどんと多様化しています。その中で比重を高めているのが「AO入試」というもの。松阪大学でも昨年からこの制度を導入していますが、今年度は昨年までの日程に加えて、冬休みにも実施することになりました。その面談の当番で、午前中は大学に出ておりました。詳細については入試情報をご覧ください。
さて、今夜はいつもお世話になる祇園・下河原の「阿吽坊」で「すぐきを食べる会」という集まりを持ちました。これは、昨年から勝手に始めた「阿吽坊応援団」の活動の一環です。応援団員の一人であるOさん(京大)が以前からおつき合いされている「田鶴」さんという農家の「すぐき」を紹介頂き、とりあえずみんなで食べてみようという集まりです。参加者は、Oさん、Nさん(甲南大学)、それに私ども夫婦です。私以外は皆さん初対面でしたので、ビールを飲みながらしばし歓談。頃合いを見計らって、Oさんが鞄から取り出したのが田鶴さんのすぐき。早速、マスターに切って頂いて食膳へ。はい、これが上賀茂特産・田鶴さん特製の「すぐきの漬け物」です。身は厚めに、茎は細かく刻んでありますが、ちょうど中頃の太くなっているあたりをまず一口。口元に近づけると、おや?
正直に告白すると、いままで私はすぐきをあまり食べたいと思ったことがないのです。というのも、独特のつーんとくる酸っぱさがあまり美味しいとは思えなかった、あるいは、これを「美味しいと思わんといかん」という強迫観念があったのです。ところが、今回のこのすぐき、今まで食べたものにあったような鋭い酸味をほとんど感じません。ゆっくりと口へ入れて噛んでみる・・・、うまい!甘みさえ感じさせるこの漬け物は、軸の方も柔らかくて大変優しい味わいです。これは酒の肴としても、ご飯の友としても素晴らしい!一同感心していると、Oさんが鞄からごそごそと取り出したプリント。それは、『dancyuu 2001年8月号』。連載記事の「なかひがし 草喰料理の四季 其の八」で取り上げられているのが、「なかひがし」(銀閣寺近くのかなり有名な店)さんも使われている京野菜の生産農家「田鶴」さん。すぐきはやはり冬のものですから、阿吽坊の今年のメニューには厳しいでしょうが、すぐきだけではなく野菜の勉強もかねて、応援団メンバーで一度お伺いしようと言うことになりました。詳細については、メーリングリストへ流しますので、都合のつく方は是非ご一緒しましょう。
さて、すぐきが一段落した頃、登場したのが「美鈴のからすみ」。今回は、「焼きおにぎり」での登場です!マスターには申し訳ないけど、ご飯を頼むときは当分は「からすみのお握り」で決まりやね.
2003-01-07
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