海辺のカフカ

海辺のカフカ (上) 通勤時の乗り換えの山田駅,阪急とモノレールとの乗り換えの間に,時々立ち寄る「ブックファースト」.私が行くのは,ほとんど文庫本の新刊コーナー.数日前に立ち寄った時に目にとまったのが,村上春樹『海辺のカフカ』(新潮文庫).彼の著作は,ほとんど読んでいます.もっとも,一部を除いては文庫化されてからですが.
 実年齢では,私は作者よりも5歳年下ですが,彼の物語の舞台装置として利用される本や音楽の話題には,自分の趣味と共通するものが多いので,多様な楽しみ方の出来る作家です.他の作家であれば,ストーリー展開を追おうと一気に読み上げるために,初読の際にはあまり余韻を楽しむということができません.しかし,村上春樹の作品は,途中で『参考文献』を探したり,音楽のCDを探したりと,結構途中を楽しみながら読むことが出来ます.とはいえ,通勤時の車中用に購入した本であるにもかかわらず,先ほど帰宅してから,仕事もせずに読みふけってしまっています.

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