廣田鑑賞会能

 同僚のU先生のご厚意で,「廣田鑑賞会能」にお招きいただき,はりまやさんとツレアイと3人で出かけてきました.会場である金剛能楽堂に入ったのは初めて.この建物は,サイトの説明によれば,

平成15年に開館しました。百三十余年の星霜を経た室町の旧金剛能楽堂より、先人の思いが詰まった能舞台をそのまま移築。21世紀の能楽堂の中に19世紀の舞台が融合する、時空を超えた空間が誕生しました。

なるほど,それなら内部の綺麗さも納得.

 今日の演目は,

  • 能「藤戸」廣田幸稔
  • 狂言「千鳥」茂山童司

 まずは狂言の「千鳥」,太郎冠者と酒屋のやりとりで大いに沸いていました.次にU先生による「藤戸」の解説,20分の休憩の後,「藤戸」が始まりました.平家物語に題材をとったものですが,「母の日」にちなんでこの曲を選ばれたとか.謡よりも所作に目を奪われます.あの衣装を着てあの動きは凄いですねぇ,まさに稽古芸です.鼓の音も結構で,大変贅沢な時間を過ごさせていただきました.これは,やみつきになりそうな気がします.
 午後4時過ぎに終了した後,同志社前から市バスに乗って東山三条まで,知恩院から円山公園を通って八坂の塔まで,久しぶりにのんびりと東山散策.観光客に紛れて,新緑を楽しんできました.夕方からは,いつもの阿吽坊へ.カウンター越しに見える東山の緑の濃淡は大変結構な目のご馳走.もちろん,お料理も.何度目かの「誕生祝い」の乾杯をして,いい休日となりました.

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