小生担当の2005年度「社会調査法」の体験実習の第1回目の記録です.
2005年9月1日(木)から3日(土)まで,千里金蘭大学人間社会学科「社会調査法」の体験実習を三重県東紀州地域で開催し,無事終了することが出来ました.ご協力頂いた地域の皆様,サポート頂いた熊野市役所の皆様,どうもありがとうございました.写真は楯ガ崎の絶景.
●9月1日(木)
08:00 大学発(貸し切りバス)近畿道→西名阪→名阪国道→伊勢道→国道42号線と,4時間かかって,ちょうど12時に道の駅まんぼう(紀伊長島町)に到着.ここでお昼御飯.写真は,F先生の「伊勢うどん」.
○ヒノキシートのクラフト体験
まずは尾鷲市内の「田原屋」さんで,池田さんに指導して頂き「ヒノキのウチワ」を作成.学生以上に教員が喜んで,作業中の学生をほったらかして,店内の展示や土産を物色しておりました.ヒノキシートは,「木のマチ・オワセ」を象徴するメディア性を帯びてきました.
○尾鷲・マチ歩き
次は,岩田さんにガイド役をお願いしての尾鷲のマチ歩き.古い家並みや林業家の豪邸などを解説して頂きました.写真は,「魚のマチ・尾鷲」の代表的な魚屋さんの店頭.しかし,食べられない魚のおいしさの解説を聞くのは,辛いものがありますね.
●9月2日(金)
○「ウミの暮らしを学ぶ」
午前中は浜峰商店の浜口さんのご案内で,まずは船に乗って楯ガ崎遊覧.少し波もあって,初めて見る熊野のウミに大興奮.その後,加工場で干物づくりの解説を聞く.
○ヤマの暮らしを学ぶ
お昼は,熊野市山間部の湯谷の大平さん宅で,地元の日常食である茶粥・めはりずし,そして手作り野菜のおかずたち.浜峰の干物も頂いて,熊野の山の幸・海の幸を堪能しました.近くのかやの木園にもお邪魔して,涼しい風の吹く縁側でお昼寝.ゆったりとした時間を過ごすことが出来ました.
○熊野の森
ヤマの暮らしの一端を体験した後は,和歌山県北山村の奥瀞温泉へ.途中の植林していない天然林は,熊野のヤマの奥深さを感じさせます.写真は橋の上から深い谷を望んでの撮影.温泉の後,丸山千枚田(紀和町)に立ち寄りましたが,運良く区長の北さんにご挨拶することが出来ました.
●9月3日(土)
○熊野古道ミニ体験
実習参加者の多くの希望は,熊野古道を歩くこと.熊野市役所若手職員の案内で,大泊パーキングから松本峠,市街地を抜けて熊野市のシンボルである「獅子岩」までのコース.暑さのせいで,1名を車でレスキューしましたが,特に大きな問題もなく全員クリア.
○古道弁当
暑さの中,古道を歩いた一行は,獅子岩から花の窟を参拝し,木陰のベンチでお弁当.かね久さん特製の「京都金蘭大学特製・古道弁当」(!).地元の食材を利用した熊野の味.これでビールがあったらなぁ・・・.
浜峰・浜街道店で土産の干物を買い,午後1時過ぎに熊野市駅前からバスは出発.道の駅くまのきのくにで土産を買い,伊勢道安濃SAで休憩し,北千里駅前に到着したのが18時15分.ほぼ予定通りに全行程が終了し,京都組は大学からF先生のステップワゴンで自宅まで送って頂きました.みなさん,お疲れ様.
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