ちくま文庫からはすでに志ん朝や米朝の作品集が出ていますが,枝雀のものも今月から全5巻で発売されます.監修が丁寧で,大変読みやすくまた,高座の口調が忠実に再現されています.誠に,結構な,有り難いことでございます.
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
桂 枝雀
本名・前田達(まえだ・とおる)。1939年神戸に生まれる。’61年神戸大学文学部を中退し、桂米朝に入門。翌年、桂小米(こよね)となり、’73年に二代目桂枝雀を襲名。「爆笑王」の異名をとる上方落語のスター的存在となる。旺盛な研究心から英語落語という新たなジャンルを開拓し、たびかさなる海外公演でも好評を博した。弟子には南光、雀三郎、雀松、雀々、九雀、文我、む雀、紅雀がいる。1999年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容(「BOOK」データベースより)
上方落語の爆笑王・桂枝雀の魅力を文字と写真で再現。第一巻は、桂枝雀の名せりふ「スビバセンね」にちなんで、意識・認識のすれ違いが生む面白さあふれた作品を。「くしゃみ講釈」「ちしゃ医者」「うなぎや」「米揚げ笊」「舟弁慶」「植木屋娘」「口入屋」「不動坊」「あくびの稽古」「替わり目」「寝床」「かぜうどん」を収録。文庫オリジナル。