さて、午前中は熊野市飛鳥町の水利用実態調査、そのうち上水の管理状態について調べて回りました。対象は飛鳥町小阪・高更地区の自主管理施設、小又地区・日進地区の公設簡易水道の3箇所です。 高更地区は、現地世話人であるsatoshi-kさんの自宅のある地域。国道から少し入った雑木の残る小高い山に取水地がありました。飲んでみると、素朴で素直な味のする水です。取水地の周りは、が生い茂り、またそばには樹齢60年近い杉も生えていて、全体として子どもの頃になじんでいた里山の雰囲気をそのまま残しているような印象を受けました。
山からわき出てくる水を、コンクリートで固めてプールし、そこからパイプでタンクへと送ります。さらにこの水が次の貯水装置で濾過され、集落まで配管が繋がっていきます。この装置は、毎月1階掃除されますが、その担当は、高齢化の進む地域にあっては特定の個人に集中してしまう傾向にあります。さて、その掃除を実演していただきました。排水と給水の手順が、ペンキで書き込まれていて、その順に従ってバルブを開閉します。排水の手順を踏むと、このように泥で汚れた水が排水されます。 このように、集落単位で上水を管理しているのはここ高更地区だけ。それ以外は、個人で取水されている場合か、公設簡易水道を利用することになります。小又地区ではこのように水神さん(?)を祀った個人の集水装置を見かけました。また、小又地区の簡易水道の取水口、日進地区簡易水道の取水口、いずれも大又川の「清流」に依存した水利用が現在も続けられています。しかし他方では、水源があるにもかかわらず、無秩序な林道建設に伴う水源破壊の現場も散見されます。森林管理と水源管理とが乖離してしまったために、生活破壊が静かに進行しているわけです。少し丁寧に調べなくてはなりません。 途中で偶然にも森林の手入れをする茂じいにお会いしました。このあたりは、綺麗な猪垣が残されています。許可を得て、から白菜をいただきました。次回の茂じいプロジェクトのための試食用です。
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