第270回市民寄席

●第270回市民寄席(2004年5月27日,京都会館)
 久しぶりにツレアイと一緒に市民寄席へ行ってきました。会場の京都会館周辺は、週末の混雑に加えて、誰か要人が来ているのか物々しい警備と交通規制で大渋滞。少し開演時間を過ぎて到着しました。今日は、二代目桂福楽襲名披露記念と副題が付いています。

本日の番組は次の通り。
・笑福亭たま「牛ほめ」
・林家染丸「悋気の独楽」
・桂福団治「住吉駕籠」
・桂春団治「野崎詣り」
・二代目桂福楽襲名披露口上
・桂福楽「太鼓腹」
 最初の演者は初めて聞きました。前座らしく大きな声でケレン味のない高座で好感が持てます。京大出身とか。二番目の染丸さんは、本日の秀逸。三番目の福団治さんは気負わない(やる気をまったく感じさせない?)枕が独特。こなれたネタのはずですが、河内の狭山の人物名を間違えたのは痛い。春団治さんは久しぶりに聞きましたが、相変わらずの着道楽に、艶っぽい身のこなし。こちらも、定評のあるネタなのですが、浅草の観音様の描写で、お堂の大きさと身の丈を言い間違えたのは何ともはや・・・。中入りの後で、桂春若さんの進行で襲名披露口上。前に並んだのは、春若・福団治(師匠)・福楽・春団治(大師匠)・染丸。ここでも、染丸さんの存在感が抜きんでています。トリは、福楽さん。前名は小福。申し訳ないのですが、初めて聞きました。キャリアは24年ということですが、決して名人を目指さない姿勢と風貌が、得をしていると思います。噺そのものは「芸」になっていないと見受けますが、「芸人」としては適度なポジションを維持できるかも知れません。
 全体としては、染丸さんだけで入場料の価値があったという程度のものでした。しかし、何年ぶりか分からないほどの間をおいて、生の落語を聞いたツレアイにとっては、生の持つ魅力を堪能できたとか。ま、年間チケットを購入した甲斐があるというものですね。

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