第275回市民寄席

●第275回市民寄席(2005年5月20日,京都会館)
 今年度最初の京都市民寄席,今年は年間席札を3枚購入したのですが,今日はツレアイが留守と言うことで,職場の仲間・sampe&N本さんと3人で.終了後は「赤垣屋」(川端二条下がる)で遅い夕食.楽しい時間を過ごすことが出来ました.
 同行したN本さんは,生落語初体験.それなりに喜んで頂けたようで良かったです.ただ,一緒に職場を出て会場の京都会館まで行ったのですが,その道中でいろんなことをやってくれました.が,私の口からは言えません・・・.

 今回のプログラムは次の通り.

桂吉坊「月並み丁稚」(12分)
 ネタとしては「月並み」ですが,吉坊さんのような童顔には似合う噺ですね.米朝門下の吉朝さんの一番下のお弟子さん.先月の博物館でも聞きましたが,この人は伸びると思います.
桂梅団治「餅屋問答」(16分)
 春団治門下の春秋が97年に四代目・梅団治を襲名.ネタは東京で言う「蒟蒻問答」.破戒僧的な風貌によく合う噺.
笑福亭鶴志「棟梁の遊び」(24分)
 故六代目松鶴を彷彿とさせる大声.駆け出しのころにはよく師匠のマネを披露していました.大変珍しいネタで,私は初めて聞きました.テレビでは決してやれない枕を振るあたりが「寄席」らしくていいですね.
桂ざこば「崇徳院」(35分)
 いつのまにやら,ざこばさんにもすっかり貫禄がついて「師匠」の風格が出てきましたね.噺もいい出来でした.熊五郎の身振り手振りに,ちらちらと枝雀さんが登場します.
立花家千橘「夢八」(21分)
露の五郎の一番弟子,団丸から93年に四代目・立花家千橘を襲名.キャリアも長く,独特の味をお持ちです.
桂三枝「読書の時間」(29分)
上方落語協会会長に就任し,「天満天神繁昌亭」という定席の完成を目指して奮闘中.いつものことながら,枕は笑えますが,ネタになると尻すぼみ.

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