(1959年6月,中央公論社) 先日,有吉佐和子さんに関連した新聞記事を読んだことで,ふと彼女の作品をほとんど読んでいないことに思い至り,まずはこの作品を.日曜日で気持ちに余裕があったので,一気に読んでしまいました.
明治,大正,昭和の時代・世相変化を女三代の行き方と重ねて描いた作品.舞台はもちろん和歌山ですが,私自身はあまり詳しくありません.ただ,物語の舞台である旧家のある九度山は,春の連休時に高野山へ行く途中に眺めた印象が強く,真田幸村のイメージとも重なって,大変身近に感じていました.地方を前面に出し土のにおいを感じさせるこのような作品を,今はとても楽しく読むことが出来ますが,若いときには読めなかったでしょうね.歳を重ねたことに感謝したくなります.
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