おじさんはなぜ時代小説が好きか

おじさんはなぜ時代小説が好きか 関川夏央さんのものは,わりとよく読んでいます.表題のものは,だいぶ以前に届いていながら読む機会がなく,昨日から通勤車内で読み始めました.後書きに出てくる,「『人間は進歩しない』という経験的確信」は,私のような年代になれば誰しも快哉を叫ぶところ.次は,山本周五郎を読まねばならなくなりました.



 彼の作品で一番好きなのは,彼の原作を谷川ジローが描いた『坊っちゃん』の時代.何というか,同時代の同じ空間に生きる文豪たちの視線の交錯がとても新鮮でした.『文学史』をちょっとだけ理解した気にさせられたものでした.単行本で全部揃えていたのですが,今は文庫版もあるのですね.未読の方,楽しめますよ,お勧めです.

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