三十周年 桂米二独演会

●三十周年 桂米二独演会(2006年10月15日,アバンティホール)
 桂米二さんの三十周年記念の独演会,昨日と今日の二日連続でアバンティホールでの開催でした.2004年6月2日(水)にも同じ場所で独演会が開かれ,その時はanshiroshiさんとご一緒したのでした.ところが,その時の記録には演目などの記載がなく,記録性は薄いですね.
 昼ご飯を食べて,洗濯を終えてからツレアイと一緒に出かけたのですが,開演前は暑いくらいのお天気も,終わった頃には日も暮れて上着が必要.着実に秋は深まっています.
米二ドットコム

 今日の番組は以下の通り.

牛ほめ 桂二乗
会場で頂いたプログラムには「道具屋」と記載されていましたが,演目変更に.後で判ったことですが,昨晩のゲストの仁鶴さんが道具屋をやってしまったとのこと.資料をちゃんと見ていなかったんでしょうね.「牛ほめ」はまず先に普請をほめてから,牛をほめるのですが,いいたての台詞が前座さんのいいトレーニングになるのですね.高校の落研の先輩である呂鶴さんの角座での初舞台も「牛ほめ」でした.客席の後ろで六代目が聴いておられたことを思い出します.20分.
ろくろ首 桂米二
二日目ということで,米二さんにもあまり緊張の色は見られず.初日は「子ほめ」今日が「ろくろ首」と,軽めの噺をあっさりと.21分.
たち切れ
昨日の二席目が「百年目」,今日が「たち切れ」.上方落語で最も難しいブリネタの代表格.もちろん昨日は聴いていませんが,今日の「たち切れ」,大変結構な出来であると思います.前半の一つのポイントが,客間に乱入した若旦那を前に,じっくりと間を取ってタバコを吸い,言い聞かせる番頭の貫禄.後半は,サゲ前の三味線を聴いているときの所作.いずれも,演者に余裕がなければ十分な間がとれずに,薄っぺらな噺に陥る危険性があります.いい出来でした.47分.
中入り
天災 桂ざこば
メディアで流布されているイメージをうまく自分の個性にしてのマクラ,その個性に合う噺を運ぶ手際の良さ.はまったときのざこばさんは,本当に面白い噺家となります.マクラもネタも,完璧なざこば落語です.27分.
くっしゃみ講釈 桂米二
三席目は,昨日が「青菜」,今日は「くっしゃみ講釈」.風邪のせいで声が出にくいとのことでしたが,「たち切れ」の出来に満足されたのか,力が抜けて結構でした.33分.

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です