バタバタと忙しい一日でしたが,朝一で飛び出して東宝シネマへ.プレミアスクリーンは通常2400円なのですが,今日は一般料金の1800円.『博士の愛した数式』,監督は『阿弥陀堂だより』の小泉堯史.信州の風景の美しさもよかったけど,加古隆の音楽が良かった.リクライニングのシートに深く座って,とても心地よい時間を過ごすことが出来ました.
高校2年の冬くらいまで,大学の進路を迷っていました.進みたい大学は決まっていたのですが,「哲学」を学ぶか「数学」を選ぶのか.中学生の頃から「世界の基本になっているもの」を学びたいという漠然とした思いがありました.完全数,友愛数,吉岡秀隆演じる教師になった「ルート君」が教室で語るその内容は,まさに高校の頃に惹かれていた言葉であり,世界だったのです.ちなみに,子役の斉藤隆成,吉岡秀隆の子供の頃とよく似た印象を受けました.しかし,隣に座ったおばさん2人,冒頭で吉岡秀隆が登場すると,「あ,あの人,こないだ離婚しやはった人や」などと,小さくない声で喋るのはやめてください.
博士の愛した数式
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