ヒヤリング

「ヒヤリング」というのは,ほとんど業界用語なのですね.先ほど,三重県庁から「ヒヤリング」に来られました.私は昨年までは三重県の大学に籍があり,専門が地域社会学でフィールドが過疎地域.そんな関係で,県や市町村の担当者からは各種委員会や講演・研修などの場に,ずいぶんと引っ張り出されました.

 私がそのような場に出るようになったきっかけは,10年前の東紀州地域との出会いにあります.その後,県知事がかわり,「協働」をキーワードとした地域政策を展開するにつれて,東紀州活性化大学や公務員研修のような人づくり・まちづくりを考える場に,本務校の授業に支障が出るくらい(!),あちこちと出かけましたね.
 そのころに関わった事業の一つに,「生活創造圏づくり」という取り組みがありました.行政と住民のコラボレーションで地域を元気にしようと言う取り組みの計画をつくり,実践しようとするものです.三重県も現知事になってから,多方面で従来の事業の見直しがされており,今日のヒヤリングは,上記の「生活創造圏」の取り組みの見直しのために,かつての関係者に話を聞くというもの.担当のM田さんには,遠路お越しいただいたにもかかわらず,まとまりのない話で,果たしてお役に立てたかどうか心許なく,申し訳なく思っています.
 やはり,こういう話は呑みながらしゃべらんといけませんな.ほろ酔いの時は,自分でも驚くくらい頭がさえるのですが,素面の昼下がりでは瞼が下がるだけですから.

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